Record China 2012年12月11日(火) 17時34分
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11日、今年9月中旬以降激減していた日本車の販売台数が回復を始めている。写真は広州モーターショーのトヨタのブース。
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2012年12月11日、今年9月中旬以降、日本車の販売台数が激減した。日系自動車メーカーの乗用車の販売台数は9月に42%減、10月に60%減になった。市場シェアもまた8月の約20%から7.61%にまで低下した。日本車の月間販売台数が10万台を下回るのは2009年ぶりで、市場シェアも初めて10%を下回った。第一財経日報が伝えた。
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しかし日本車の販売は、すでに回復を始めている。
上海江楊南路の広汽ホンダの販売担当者はこのほど取材に応じた際に、「11月から12月まで、店内の顧客が増加し始め、成約件数も大幅増となった。これまで車を選択したものの購入を迷っていた顧客が、購入を開始している」と語った。
浙江省の某ディーラーグループの関係者も、「当社の一汽トヨタ店の9月の販売台数は85台、10月は89台のみであったが、11月は167台に増加した。トヨタ店の大幅回復の他に、日産店の販売台数も急増した」と語った。
東風日産が上海浦西に構える販売店の総経理は、「上海の各日本車販売店の販売台数が回復している。これは購入を控えていた潜在的な消費者の回流によるものだ。また、年末は自動車購入が増加する傾向がある」と指摘した。
自動車メーカーが発表した販売データによると、各社の販売台数の減少率(前年同月比)も、月を追うごとに低下している。トヨタの9・10・11月の販売台数は48.9%・44.1%・22.1%減に、日産は35.3%・41%・29.8%減に、ホンダは40.5%・54%・29.2%減になった。
販売店の成約件数と、日本自動車メーカーが発表したデータを見ると、日本車の回復傾向が明確に示されている。しかし全国乗用車連席会の饒達(ラオ・ダー)秘書長は、「日本自動車メーカーは11月に市場シェアを14%以上に伸ばしたが、今年8月以前の23%超に達するまでは、長い時間がかかる」と話した。
莫尼塔(上海)投資有限公司がこのほど発表した研究報告書によると、日本車の市場シェアが本来の水準を取り戻すかに関しては、今後1−2カ月の中・高級日本車の販売回復状況を観察する必要がある。日本車の競争力は17−28万元(約221万−364万円)の価格の間で最も高く、同価格の販売台数が日本車の販売全体に占める比率が最も高い。中・高級車の販売が低迷を続ければ、日本車の市場シェアは長期にわたり抑制される。
自動車専門家の莫言清風氏は、「フォルクスワーゲンがTSI+DSG技術戦略を推進する中、日本車は先見性のある対抗策を講じていない。日本自動車メーカーの保守的な戦略が、現在の進退窮まる局面を形成した。日本車は中国において、新型車発売および市場マーケティングの面で、保守的な姿勢を維持している」と指摘した。
しかし日本自動車メーカーの役員らは、現在の乗用車市場の再編を試みている。今年11月に開催された広州モーターショーで、日本自動車メーカーの関係者は積極的なシグナルを出した。トヨタは、中国市場で毎年新型車を発売し、市場の本土化を推進すると表明した。ホンダなどの各社もまた、中国市場に新たな技術と生産能力を早期投入すると表明した。(提供/人民網日本語版・翻訳/YF・編集/TF)
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