Record China 2018年12月21日(金) 11時20分
拡大
21日に開幕する全日本フィギュアスケート選手権に注目している中国人女性がいる。湖南省懐化市在住の石さん(30)だ。石さんは羽生らフィギュアスケート選手の水彩画を描き、ネットで公開している。写真はご本人提供。
(1 / 5 枚)
「今一番絵になるフィギュアスケート選手は?」の問いに「紀平梨花」と答えたのは、湖南省懐化市在住の石さん(30)だ。
【その他の写真】
石さんは10年以上前からフィギュアスケートの熱狂的なファンで、自身が描いた水彩画をSNSで公開している。彼女の作品には、羽生結弦や宮原知子ら、日本人選手がモデルのものも少なくない。中でもひときわ目を引くのが、先日のグランプリ(GP)ファイナル女子シングルで見事な優勝を決めた紀平梨花(16)の絵だ。
「梨花を知ったのは去年のジュニアGPファイナル。その時は、特に注目はしていませんでした」――。しかし、シニアに転向した今シーズンは、紀平のプログラムに早くから注目していたという。「私は選手の『作品』に注目しています。今シーズンの梨花のプログラムは、ひと目で好きになりました。彼女の成長も感じられました」と石さんは語る。
12月、カナダのバンクーバーで行われたGPファイナル。平昌五輪金メダリストのロシアのアリーナ・ザギトワ(16)が本命と言われる中、ショートプログラム(SP)で82.51点の世界最高得点をマーク。フリーでも点差を広げ、優勝をものにした。紀平の優勝は「まったく意外ではなかった」という石さんは、その理由を「実力は元々伯仲していました。大会前のコンディションでは、紀平の方が良さそうでしたね」と話した。
紀平の絵はこれまで3回描いたことがあるという石さん。「描き始めると、そんなに時間はかかりません。繰り返し映像を見て、プログラム(演技)全体を象徴しているような動作を選んで描きます。一番難しいのは、静止画でどうやって『動き』を表現するか。フィギュアスケートには面白いステップがたくさんあって、それをどう表現するか模索中です。梨花のNHK杯の映像はとても良くて、たくさんのインスピレーションを与えてもらいました」と語った。
全日本選手権では、紀平の他に坂本花織にも注目しているといい、「花織の今シーズンのプログラムは(SP、フリー)どちらも情緒があります。残念ながら、これまでは完ぺきなパフォーマンスを見せられていませんが、全日本の舞台でそれを出してほしいです。彼女のSPの演技で水彩画を描きたいですね」と語った。(取材/北田)
この記事のコメントを見る
Record China
2018/12/10
2018/12/14
2018/11/30
2018/11/19
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る