韓国政府に「日韓請求権資金の返還」求める訴訟相次ぐ=ネットは賛否両論

Record China    2018年12月20日(木) 15時10分

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19日、韓国メディアは、「日帝強制動員の被害者らが韓国政府を相手に、日韓請求権資金の返還を求める訴訟が相次いでいる」と報じた。写真は韓国大統領府。

2018年12月19日、韓国・聯合ニュースは、「日帝(日本帝国主義)強制動員の被害者らが韓国政府を相手に、日韓請求権資金の返還を求める訴訟が相次いでいる」と報じた。

記事によると、韓国の法曹界は「昨年8月と今年4月に強制動員の被害者と遺族など計277人が、日韓請求権資金をめぐり、国に対する訴状を出した」と明らかにした。原告らは「1965年の日韓基本条約で日本から受けた資金は、徴兵や徴用で犠牲になった人々への被害補償金。当時の朴正熙(パク・チョンヒ)政府は被害者らに個別で支給すると言っておきながら、結局は韓国経済発展の着手金に使った」として訴訟を起こした。請求金額は計約33億ウォン(約3億3000万円)で、現在ソウル中央地方法院にて審理が進められているという。

また、訴訟代理人はソウル中央地方法院に1000人規模の訴状を追加で出す予定だという。

これを受け、韓国のネット上では「政府は補償して。日本がすでにくれたじゃない」「結局はこうやって国家賠償することになる」「また政権がやらかしたことを血税で解決させることになった」「文在寅(ムン・ジェイン)大統領、しっかりして。返してあげないと。なんでそのお金を政府のものにするの」と政府に対し否定的なコメントが多く寄せられている。

一方で「資金が経済発展に使われたんだから、むしろありがたいことなのでは?国民が豊かに暮らせるようになったのなら、それで満足しないと」「正直、日帝時代に被害を受けたものがある?文明化され、身分制度も無くなって、現代教育も受けて、鉄道も敷かれて」などのコメントも残されている。(翻訳・編集/仲野)

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