Record China 2018年12月17日(月) 18時0分
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「ヘイトスピーチ、許さない」とのメッセージを掲げて走る日本のタクシーが、韓国のネット上で話題を集めている。写真は大阪。
「ヘイトスピーチ、許さない」とのメッセージを掲げて走る日本のタクシーが、韓国のネット上で話題を集めている。
韓国・聯合ニュースは16日、日本メディアの記事を引用し「大阪の住之江を拠点とする日本城タクシー所属のタクシー約60台は、ヘイトスピーチに反対するメッセージが書かれたステッカーを付けて運行している」と伝えた。
記事によると、ステッカーが付けられたきっかけは、同社の坂本篤紀社長が在日韓国人の多い地域で行われた「嫌韓デモ」の現場を目撃したこと。坂本社長は「嫌韓デモの発言者が未成年者だったためさらに心が痛んだ。なぜそんな発言をするのかと悲しくなり、ステッカーを付けることにした」と説明。また「考えを変えれば簡単に差別をなくせる。人を憎んでも得られるものはない。差別をおかしいと思わないことが恐ろしい」と述べたという。
同社では、右翼団体が朝鮮学校の前で嫌韓デモを行っている際に生徒たちを無料で家まで送り届けるサービスも行っている。坂本社長は「実際に利用した生徒はまだいない」とし、「大人として子どもの安全を守るのは当然のこと」と説明。「ヘイトスピーチがなくなり、車にこういうステッカーを付けなくていい時代が来てほしい」とも話したという。
この記事は韓国のネット上で注目を集めており、コメント欄には「ありがとう。心の傷が少し癒やされた」「私も一部の人を見て日本人全員を嫌ったりしない」「日本人の多くは韓国を敵対視していない」「大阪に行ったら絶対にここのタクシーを利用する」「日本にも勇敢な人がいるんだね」「こんな人がいるんだから日本の未来は明るいはず」など称賛の声が続々と上がっている。
また「韓国も同じ。反日を捨てて、常識的な疎通と歴史問題での和解を進めるべき」と主張する声の他、「そもそも小学校の前でデモが行われることが信じられない。日本旅行に行くのが怖くなった」「日本は普通に人種差別が行われる国。本当に先進国なの?」との声も上がっている。(翻訳・編集/堂本)
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