Record China 2012年12月3日(月) 14時21分
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1日、環球時報は記事「恨みと闘志を胸に中国につっかかってくる日本、その危険は最大に」を掲載した。自民党の安倍晋三総裁、そして日本維新の会の石原慎太郎代表を例に、日本の右傾化を取り上げている。資料写真。
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2012年12月1日、環球時報は記事「恨みと闘志を胸に中国につっかかってくる日本、その危険は最大に」を掲載した。
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今、日本社会は急速に右傾化している。石原慎太郎前都知事を代表に迎えた日本維新の会は憲法改正を唱えているが、世論調査で民主党を抜き政党支持率第2位となった。1位の自民党を率いる安倍晋三総裁は29日、尖閣諸島の防衛を強化するべく、退役した自衛官を海上保安庁に編入するべきとの対中強硬姿勢を打ち出している。
奇跡的な経済成長で知られた、かつての日本の姿はもうないようだ。経済的な活力を次第に失いつつある日本はポピュリズムとナショナリズムで自らの虚弱を覆い隠そうとしている。表面上は過激に見えるが、その奥底には絶望が潜んでいる。
こうした日本のムードは東アジアの長期的な面倒となる可能性が高い。日本に軍国主義が復活する可能性はないなどと断じる専門家もいるが、それは根拠に欠けた判断だろう。東アジア各国にはナショナリズムが存在するが、中国は自国のそれを警戒し、対外友好を打ち出してきた。だが日本国内にはナショナリズムを押しとどめる力はない。
日本の歴史を振り返ってみれば、冒険主義の事例に乏しくない。1941年の真珠湾攻撃。日米の国力差は絶望的で勝利の可能性はなかった。今、中国の台頭、韓国の成長、ロシアの復興に囲まれた日本はうち沈んでいる。平和憲法を廃棄する日も近いだろう。その時に日本が再び無謀な振る舞いをしないと誰が保証できるだろうか。(翻訳・編集/KT)
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