中国がロシア軍用機の大量購入計画を「復活」=輸送機10機を購入、新型機の共同開発も―米メディア

Record China    2012年11月28日(水) 16時15分

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26日、中国はロシアから改修済みのIl-76輸送機10機を購入する計画を立てている。また、ロシアと共同でIl-76に代わる輸送機を開発する意向も見せているという。写真は今年11月、珠海で開催された航空ショー。

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2012年11月26日、米軍事情報サイト・ストラテジーページによると、中国はロシアから改修済みのIl-76輸送機10機を購入する計画を立てている。また、ロシアと共同でIl-76に代わる輸送機を開発する意向も見せているという。中国網が伝えた。

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Il-76購入計画は、2005年に持ち上がったロシア軍からの購入プロジェクトの部分的な「復活」とされている。当時、中国は15億ドル(約1231億円)でIl-76を38機、Il-78空中給油機を購入する予定だったが、一年後にロシア側が27%の値上げを提示、中国側は取引を中止した。その後は国内開発を継続するなどしていたが、より高性能な輸送機を必要としていた。

Il-76は米国が運用していたC-141輸送機に似たタイプの輸送機で、当初はウズベキスタンのみで生産されていた。1941年にドイツからの侵攻を受けた際に、航空機製造工場が東へ移転し、そのまま1991年に同地域がウズベキスタンとして独立したためだ。過去10年間で、ロシアはIl-76の生産を本国に移転させている。

過去30年にわたって900機以上が生産され、その多くがウズベキスタンのタシケントにあるチカロフ航空機製造工場で生産された。100機近くがキューバ、イラク、中国、インド、リビア、シリア等に輸出されている。だが、2005年に中国が発注した後、同航空機製造工場はAn-124、An-70、An-225の主翼やその他の部品のみを生産しており、Il-76、Il-114の交換部品を提供している状態にあるという。(翻訳・編集/岡本悠馬)

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