Record China 2018年12月4日(火) 17時20分
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4日、韓国・朝鮮日報は「軍、これでよいのか」と題する記事を掲載した。写真は韓国軍。
2018年12月4日、韓国・朝鮮日報は「軍、これでよいのか」と題する記事を掲載した。
記事によると、韓国陸軍では先月22日、ある部隊が訓練中に撃った迫撃砲弾2発が他の部隊の営内に落下する事故が発生した。幸いけが人は出なかったものの、砲弾は部隊の油類貯蔵庫付近に落ち、あわや大惨事につながるところだった。さらに軍の調査の結果、迫撃砲を撃った部隊は基本手順を守っていなかったことが分かったという。
陸軍では迫撃砲を撃つ前、4回にわたり安全確認を行うことになっている。しかし事故当時は確認が省略され、砲班長の下士(伍長)が誤った方向にセットしたまま迫撃砲を撃ってしまった。
また「事前訓練ができないほどタイトな訓練日程を組んでいたのではないか」との声も出ている。事故を起こした部隊が迫撃砲を撃った時間は、予定では他の訓練を終えて整備点検をすることになっていた。しかし「共用火器、月1回射撃」の目標を果たすため、点検の時間に迫撃砲を撃ったとの指摘だ。年末に砲弾が残っていると「なぜ訓練しなかったのか」と指摘を受けることがあるという。迫撃砲の位置も通常とは別の位置に置かれていた。
迫撃砲を撃った部隊がいた射撃場は、日頃から利用者の多い場所。さらに韓国では南北合意により先月から軍事境界線(MDL)から5キロ以内での敵対行為が禁止されているが、同射撃場はその対象に含まれておらず、利用者の増加が予想されていたという。
韓国軍では、訓練中に計算ミスで砲弾が野山に落ちたことはあるが、味方の部隊に落下したのは異例のこと。今回の事故について、陸軍関係者は「大きな責任を感じている」とし、「安全をおろそかにした部分があるかどうか厳しく調査し、責任を問う予定」と話したという。
これについて、韓国のネットユーザーからは「韓国軍はすっかりたるんでいる」「北朝鮮は韓国を攻めるなら今がチャンス」「別に驚かないよ。空軍が飛行機で北朝鮮にミカンを運ぶ国なんだから」「理解してあげよう。南北合意のせいで韓国軍は訓練できる場所が減っていて、射撃場の取り合いになっているのだから。戦闘力が落ちるのは当然のこと」「今後こうした事故が増えるだろう。北朝鮮が核を廃棄する気配はないのに、安保の解体は急速に進んでいる」など不安の声が相次いでいる。(翻訳・編集/堂本)
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