京広高速鉄道、来月開通か=北京から広州間8時間に―中国

Record China    2012年11月21日(水) 9時2分

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19日、「京広(北京―広州)高速鉄道が来月20日に開通予定」というニュースが某メディアによって伝えられた。写真は今年9月に開通した鄭州・武漢間の高速鉄道。

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2012年11月19日、「京広(北京―広州高速鉄道が来月20日に開通予定」というニュースが某メディアによって伝えられた。鉄道部門など各方面からの確証は今のところ得られていないが、信頼できる情報筋によると、開通は来月末となる可能性が高い。現在20時間以上かかる北京・広州間が、開通後は8時間あまりに短縮される見込み。つまり、広州で朝のお茶を一服した旅行者が、同日夕方には、北京で北京ダックを堪能できるという訳だ。北京晨報が伝えた。

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北京・広州間、最速8時間

京広高速鉄道線は、環渤海経済圏、中原経済区、武漢都市圏、珠江デルタ経済区を結び、北京―石家荘、石家荘―武漢、武漢―広州、広州―深センの4区間で構成される。このうち武漢―広州間と広州―深セン間はすでに開通、運行を開始しており、石武(石家荘―武漢)高速鉄道の鄭州・武漢間は、今年9月に開通した。

現在の北京・広州線は、全長2294km、北京西駅からT15列車に乗車して広州に着くまで20時間以上かかる。現在の高速鉄道時刻表によると、広州南駅から武漢駅まで約4時間、京広高速鉄道が開通すれば、北京から武漢までも約4時間となる。従って、来月末に北京―広州間の直通列車が開通すれば、北京―広州間の所要時間は最速で約8時間となる見込み。途中駅に停車する場合は、9時間前後となる。京広高速鉄道は今後、香港まで繋がる予定で、2015年に深セン―香港高速鉄道が開通する見通し。高速鉄道一本で、北京―香港間を便利かつスピーディに往来することが可能になる。

北京西駅の待合室、南広場付近に設置か

京石(北京―石家荘)高速鉄道試験車両が先週、空積みの試運転を開始した。試験車両は不定期に北京西駅に出入りし、北京西駅では10番線のプラットホームを使用している。

京広高速鉄道の開通・運行後、北京西駅では6番線から10番線のプラットホームを使用する見込みが高い。乗客の便宜を図るため、高速鉄道の待合室は、駅南側に待合室が設けられる可能性が高い。その場合は、南広場改札口が最も便利になる。

北京西駅は現在、プラットホームの切符売場設置、待合室の改造、プラットホームの設備改善など、年末の京広高速鉄道開通に向けた準備を進めている。西駅2階のガラス製ドーム天井はすべてリニューアルされ、全く装いを新たにした北京西駅が年末にお目見えする。

運賃、2等車で約900元の予想

高速鉄道の乗客にとって、何よりも気になるのは運賃だ。鉄道部門は通常、高速鉄道の全線開通直前に運賃を発表する。しかし、それより前に運賃を予想することは、それほど難しくない。

京広高速鉄道の一部区間を構成する武広(武漢―広州)高速鉄道は、全長1069km、最高時速は300km。1等運賃が740元(約9640円)であることから、1kmあたり運賃0.692元(約9円)が算出できる。2等運賃は465元(約6060円)なので、1km当たり運賃は0.435元(約5.7円)となる。

これを基準として計算すると、全長約2200kmの京広高速鉄道は、1等運賃が1522元(約1万9800円)に達することになる。2等運賃でも957元(約1万2500円)と、現行の北京・広州一等寝台車の運賃より約200元(約2600円)高い。(提供/人民網日本語版・翻訳/KM・編集/内山)

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