2012年11月15日、米CNNニュースサイトによると、ポーランドで中国企業が請け負った高速道路建設工事が遅れているなど、中国企業が欧州各国で担当しているプロジェクトや欧州市場への進出が各所に波紋を呼んでいる。18日付で環球時報が伝えた。

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ボルボ社を中国企業が買収した際、技術流出を懸念する声が多かったと同時に、代表的な欧州ブランドの終わりが告げられたと感じる人が多かったが、インドの自動車メーカー、タタ・モーターズがランドローバーとジャガーを買収した際には「救世主だ」と称えられ、両者の扱いに大きな差が生じている。

欧州では中国の経済力・軍事力の増加に危機感を抱いている人が多いが、記事は「好き嫌いに関わらず、中国と欧州の経済はすでに深く関わり合っている」とし、「欧州は中国の影響力が増していくことに慣れなければならない」と指摘。自分たちの企業だけが中国市場で成長できればよいとしていないで、豊富な経済力を持った中国企業が欧州で買収をする際に慌てふためくようではいけないと指摘している。（翻訳・編集/岡田）