Record China 2018年11月24日(土) 23時17分
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台湾の蔡英文総統は24日夜、民進党主席(党首)を辞任することを明らかにした。同日投開票の統一地方選の大敗の責任を取った。総統職は継続するが、2期目を狙うはずだった2020年の総統選出馬は、ほぼなくなったと考えてよい。
台湾の蔡英文総統は24日夜、民進党主席(党首)を辞任することを明らかにした。同日に投開票のあった統一地方選を大敗した責任を取った。総統職は継続するが、2期目を狙うはずだった2020年の総統選出馬は、ほぼなくなったと考えてよい。台湾メディアの中央通訊社などが伝えた。
中央通訊社などによると、現地時間24日午後9時10分から党本部で行った記者会見で、選挙の敗戦責任はすべて自分にあると述べ、党主席辞任を明らかにした。
24日に投開票が行われた台湾の統一地方選では、これまで民進党の牙城だった南部・高雄市でも、民進党の陳其邁候補が国民党の韓国瑜候補に大きく水を開けられ落選するなど、民進党の退潮が目立った。
台北市では、前回2014年の選挙で国民党候補を破って当選した柯文哲市長が、国民党の丁守中候補を相手に大苦戦した。民進党は14年の選挙では独自候補を立てず、柯氏を支持・支援した。今回の選挙では、民進党が姚文智氏を独自候補としたが、姚氏の得票は柯氏や丁氏の半数にも届かなかった。
民進党の党勢が振るわないことはかなり前から明らかであり、政党としてライバルの国民党の当選者をひとりでも減らすため、14年の選挙と同様に自党候補を立てるべきだったと、党執行部に対する選挙戦術上の批判が発生することも必至の情勢だった。
蔡英文氏が党主席を辞任したことで、次回2020年の総統選に蔡氏が出馬することは、ほぼ考えられなくなったと言ってよい。民進党の次期トップになる可能性が高いとされていた頼清徳行政院長(首相)も口頭で辞任を申し出たが、蔡氏は政策の継続的推進が必要として遺留したという。(翻訳・編集/如月隼人)
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