中国、高速鉄道がすでに経済成長のけん引役に―米華字メディア

Record China    2018年11月25日(日) 7時10分

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22日、米華字メディア多維新聞は、急速な発展を遂げて莫大(ばくだい)な利益を生み出しつつある中国国内の高速鉄道が、中国の野心的な経済目標達成に欠かせない存在になっているとする記事を掲載した。写真は中国高速鉄道。

2018年11月22日、米華字メディア多維新聞は、急速な発展を遂げて莫大(ばくだい)な利益を生み出しつつある中国国内の高速鉄道が、中国の野心的な経済目標達成に欠かせない存在になっているとする記事を掲載した。

記事は「2004年に高速鉄道発展計画が出されてから現在に至るまでに、中国国速鉄道はすでに中国人にとって最も民族的な自信のよりどころとなった。他の新興国が低迷するなかで、経済学者や交通輸送専門家は、高速鉄道が中国の持続的な経済成長を支える存在になっていると分析している」とした。

そして、公開されている資料のデータとして、中国高速鉄道は2015年に黒字に転換し、現在少なくとも6つの路線で黒字を実現していると紹介。6路線はいずれも東部沿海地域を走っており、人口が密集し、経済発展地域を通り、早い時期に開通したといった点が黒字を生み出す要因だと説明している。

また、この5年間で「四縦四横」と呼ばれる路線網を基本的に完成させた中国高速鉄道は、昨年末現在で12年末の3.5倍にあたる営業距離2万5000キロに達したと紹介。高速鉄道の開通は地域間の距離を縮め、経済発展が遅れていた地域の生活を変えるとともに、地域経済の発展を促しているとした。

記事は「広範囲に及ぶ高速鉄道の建設は莫大な債務の山を築き、深刻な結果を生むとの心配もあったが、北京と上海を結ぶ京滬高速鉄道が年間100億元(約1630億円)の利益を生み出していることは、間違いなく中国人にさらなる自信を与えた」と評している。(翻訳・編集/川尻

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