The World Video 2018年11月23日(金) 12時30分
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中国河南省沁陽市の高校で19日、高校3年生の生徒約2000人が親に叩頭するイベントが開かれ、ネットで物議を醸している。
中国河南省沁陽市の高校で19日、高校3年生の生徒約2000人が親に叩頭(こうとう)するイベントが開かれ、ネットで物議を醸している。
イベントは「2019年の大学受験まで200日」と題して開かれ、親に対する受験生らの感謝の気持ちを表現するためにひざまずいて深々と頭を垂れたという。
同イベントについて学校側は21日、「イベントは3年生の学級が準備したもので、学校の責任者らは会場に着いてから内容を把握した。学校側としては、このイベントは一種の儀式で、こうしたイベントを通して生徒に感謝の気持ちを教えるのが目的。中国の古代において叩頭は非常に格式のある礼儀作法であり、『人は天地にひざまずき、親にひざまずく』との伝統文化がある。イベントではまず親が子に宛てた手紙を読み、その返礼として叩頭した」と説明した。
ネットでは、「伝統文化にだって良くないものはある」「親不孝な子どもがいくら儀式を行っても孝行者にはならない」とイベントに批判的な声が聞かれた一方、「自分の親に叩頭しただけだろ?何も問題はない」「良いイベント。子どもの情を呼び起こすことはできると思う」と肯定的に受け止める声もあり、賛否両論が聞かれている。(翻訳・編集/内山)
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