Record China 2007年3月22日(木) 13時5分
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2007年3月19日、河北省カン州市の第二病院整形外科で、1羽の白鳥が手術を受けた。右翼を複雑骨折していたその白鳥は傷口に菌が入り、医師の判断で翼が切除された。整形外科医5人が手術を施し、命を取りとめた白鳥だが、もう空を飛ぶことはできない。
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2007年3月19日、河北省カン州市の第二病院整形外科で、1羽の白鳥が手術を受けた。右翼を複雑骨折していたその白鳥は、翼を切除されて一命を取りとめた。
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この白鳥は3月17日、海興県張皮村の村人に発見された。右翼が血だらけになっていた白鳥を見た村人は、野生動物救急センターへと運んだという。そして獣医は右翼の粉砕骨折を診断。傷口に菌が入っていたために、手術の必要があることも判断した。しかしセンターにはその手術設備が無く、急患を受付けていたカン州市第二病院へ連絡。病院は整形外科医5人を配置して、白鳥の手術を行うことを引き受けた。その2日後、手術を担当した医師たちは、翼の傷口が腐敗し始めてひどくただれていることに気づき、命を守るために翼の切除を決めたという。
命を取りとめた白鳥だが、これからは自由に空を飛ぶことはできない。今後ずっと、野生動物センターの中で暮らすことになる。この白鳥の怪我について、センター担当者の孟(モン)氏は、「空を飛んでいた時、密集する電線を避けられなかったのではないか。電線にぶつかったことで、骨折したと思う」と話していた。
(翻訳・史湘懿/編集・饒波貴子)
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