中国国旗投げ捨て騒動、選手に国旗を渡したのは「ボランティア」ではなかった?

Record China    2018年11月20日(火) 20時10分

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江蘇省蘇州市で行われた女子マラソンの大会で、アフリカ人選手とトップを争っていた中国選手にボランティアが中国国旗を手渡したと報じられた問題で、国旗を手渡したのはボランティアではなかった可能性が浮上した。

江蘇省蘇州市で行われた女子マラソンの大会で、アフリカ人選手とトップを争っていた中国選手にボランティアが中国国旗を手渡したと報じられた問題で、国旗を手渡したのはボランティアではなかった可能性が浮上した。

18日に行われた同大会の終盤、中国の何引麗(ハー・インリー)はゴールまで残り数百メートルというところで黄色いビブスを付けたボランティアに中国国旗を差し出された。何はこれを受け取らなかったが、そのボランティアはなおも国旗を渡そうと懸命に後を追いかけた。やがて追い付けないとあきらめたが、今度は黒いコートを着た人物がコースに入り、何に無理やり国旗を渡した。これによって失速した何は2位に終わった。

北京青年報によると、この大会でボランティアを務めたというネットユーザーは中国版ツイッター・微博(ウェイボー)で、「国旗を手渡した黒い服の人はボランティアではなく、主催者側のスタッフだった」と明かした。ボランティアは全員黄色いビブスを付けていたという。動画で、最初に国旗を手渡そうとした黄色いビブスの女性が、何に国旗を受け取ってもらえなかった後、一瞬戸惑って別のスタッフに確認するようなそぶりを見せていることからも、誰かからの指示だったことは間違いないとみられる。

中国のネット上では何を擁護する声が多く、中には「省レベルのマラソン大会は高い金を払ってアフリカ選手を招待している。優勝させなければいけない契約などで、全力で自国選手の邪魔をしたに違いない。国旗を渡すとはなんとももっともらしい邪魔の仕方だ」といった声もあり、他のユーザーから多くの支持を集めている。(北田

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