胡錦濤氏の活動報告「旗印を変える邪道は歩まない」は、政治改革をしないための言い訳―独メディア

Record China    2012年11月9日(金) 18時11分

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8日、中国共産党第18回党大会で胡錦濤総書記(国家主席)が活動報告で「旗印を変えるような邪道を歩まない」と強調したことについて、独メディアは「政治改革を行わないための言い訳」と指摘した。写真は8日、胡氏の活動報告の生中継を見る上海の人々。

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2012年11月8日、中国共産党第18回党大会で胡錦濤(フー・ジンタオ)総書記(国家主席)が活動報告で「旗印を変えるような邪道を歩まない」と強調したことについて、独ラジオ局ドイチェ・ヴェレ中国語サイトは「政治改革を行わないための言い訳」と指摘した。

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胡氏は活動報告で、政治体制改革を進めるとしながらも、「われわれは意思を断固として曲げず、中国の特色ある社会主義という偉大な旗印を高らかに掲げ、閉ざされ硬直化した古い道や旗印を変えるような邪道を歩まない」と強調した。

これについて、中国の政治学者、陳子明(チェン・ズーミン)氏は「政治改革を行わないための言い訳にしか聞こえない」と指摘、「どんな画期的な文言が盛り込まれているのかと期待したが、ほんのわずかな変化すら感じなかった」と失望感をあらわにした。

党大会を前に警察当局に北京から連れ出された著名な人権活動家、胡佳(フー・ジア)氏も、「報告の内容は『胡・温体制』の10年間ずっと言い続け、結局実践されなかったもの。いまだに世紀の大ウソをつき続けている」と批判。「旗印を変えるような邪道を歩まない」の解釈についても、「邪道というのは、邦連制や連邦制などのことだろう。結局は一党独裁の継続を強調しただけ」と一蹴した。(翻訳・編集/NN)

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