中国党大会、ネットユーザーは禁止ワードを避けて書き込み―中国

Record China    2012年11月9日(金) 15時35分

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8日、中国共産党第18回全国代表大会が開幕したが、米大統領選のようにネット上で人々が政権について熱く語り合うような書き込みは見られない。写真は四川省成都市内の党大会の飾り付け。

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2012年11月8日、中国共産党第18回全国代表大会が開幕したが、米国と時を同じくして政権が交代するとみられるにもかかわらず、前日の米大統領選の時のようにネット上で政権について熱く語り合うような書き込みは見られない。英BBC中国語サイト

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ネット上では大手マイクロブログサイトなどで党大会に関連した「十八大」「中共」といったキーワードで検索しても「該当しない」とのエラーメッセージが表示され、中国のネットユーザーは党大会に関する自身の意見を述べることができない状態になっている。

しかし、多くの中国のネットユーザーがそうした禁止ワードを上手に避けて今回の党大会に関する書き込みを行っており、少なからぬ人が「『権』と『利』の引き継ぎが完成して、何一つ変わらない」「既得権益が広がっていくだけだ」など、中国政府に対する強い不満をぶちまけている。

また、ネットBBSに開設された関連スレッドで、「党に最も言いたいことは?」という問いかけにあるネットユーザーは「言えないし、言わないし、言うまでもないし、言うつもりもない。口にできるのはウソだけで、本当のことは何も言えない」と書き込み、こちらでもやはり不満が募っている。

ネット上では端々に人々の不満が垣間見られるが、それでも政治家や官僚の腐敗に対する処罰や山積する民生問題の解決に期待を寄せる人も多く、「クリーンな政治家に全国を視察させて欲しい」「今回の党大会で汚職や腐敗が処罰されるよう期待する」といった書き込みや、課税の引き下げや中小企業の成長促進、医療保障システムの強化などの面で期待感をにじませる書き込みも多数見られる。(翻訳・編集/岡田)

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