Record China 2012年11月9日(金) 21時7分
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7日、中国海上監視部門では今年95人の隊員を募集。応募者数は7400人を突破したが、35歳以下という年齢制限のため、経験豊富な上級乗組員の確保が困難な状況になっている。写真は中国の海洋監視船。
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2012年11月7日、中国国家海洋局の公式サイトによると、中国海上監視部門(中国海監)は今年、国家公務員95人を募集したところ、実際の応募者数は7400人を上回った。中国海監の第12次五カ年発展計画によると、海監部門の隊員は2015年に1万5000人を突破する見込みだという。中国新聞社が伝えた。
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中国海監総隊の責任者は「海上監視の発展は速く、任務は重いため、人材に求められるものは非常に大きい」と話す。1998年の設立以来、中国海監は法執行隊員約1万人と船舶400隻、海上偵察機10機を有し、そのうち1000トン以上の船舶は27隻。今後は人材の誘致と育成をさらに強化する方針だ。
中国海監東シナ海総隊は、2013年度の隊員募集で日本語の話せる一般法執行隊員1人を求めたところ、584人の応募があった。そのうち資格審査に合格したのは557人。南シナ海総隊は一般法執行隊員1人の募集に応募者は1616人で、審査を合格したのは411人だった。とりわけ南シナ海総隊では、3年連続で監視船の機関長を募集しているが、これまでのところ合格者は現れていない。
資格審査に合格する人数が少ないのは、国家公務員試験における35歳以下という年齢制限が原因だ。現在、中国の海監船舶では機関長の年齢は基本的に40歳前後。35歳までに機関長や1等機関士になれる者は極めて少なく、そのうえ2年間の経験が必要となれば、該当者はさらに少なくなる。中国国内だけでなく国際的にも海洋権益情勢は複雑化しており、海上監視システムの拡大に伴い、船長や機関長、1等機関士といった上級乗組員不足が深刻化する恐れがある。(翻訳・編集/本郷)
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