タクシー運転手200人がスト、無許可タクシーに抗議―江蘇省南京市

Record China    2007年3月22日(木) 12時13分

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2007年3月19日、江蘇省南京市のタクシー運転手200人が、無許可タクシーへの抗議として、ストライキを起こした。中国全域には無許可タクシーがはびこり、正規タクシー運転手の営業活動が困難になっている。

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2007年3月19日、江蘇省南京市の浦口区では、200人のタクシー運転手が営業を止め、ストライキを起こしていた。これは、営業免許を持たない無許可タクシーへの抗議活動だという。

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中国ではタクシー業務を始めるためには営業許可が必要で、その許可証取得には数万元から数10万元(地域によって異なる。1万元は約15万円)の費用がかかる。江蘇省蘇州市では、11年間のタクシー運営免許が75万元(約1125万円)で販売されているほどだ。加えて運転手はタクシー管理会社に、管理費として毎月2300元(約34500円)を支払わなければならない、またガソリン代値上げの傾向もあり、タクシー運転手が経営を維持することが困難な状況になっている。そういった現状の中でここ数年、営業免許を持たない人々が自家用車を使って、無許可タクシーとなって正規運賃より安い金額で客を運ぶ様子が目立っている。

この日、営業免許を持つ南京市の正規タクシー運転手たちの不満が爆発。ストライキを起こした訳だが、その裏では、無許可タクシーに乗客が集まるという、悪循環も起きてしまった。政府関係者は、各関連機関はこの問題を解決するべく調査を開始したと話す。無許可タクシーがはびこる深刻な状況は、ここ南京だけではなく中国全域における社会問題になっている。(編集・饒波貴子)

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