インド元大統領が北京大学に招かれる、中国側の狙いは宇宙太陽光発電の共同研究か―インドメディア

Record China    2012年11月6日(火) 7時21分

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5日、インドの「ミサイルの父」と呼ばれるアブドゥル・カラーム元大統領が北京大学から教鞭をとるよう招かれたことに、インド世論が強い関心を示している。写真は中国空間技術研究院。

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2012年11月5日、インドの「ミサイルの父」と呼ばれるアブドゥル・カラーム元大統領が北京大学から教鞭をとるよう招かれたことに、インド世論が強い関心を示している。環球時報が伝えた。

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3日付ザ・タイムズ・オブ・インディアは、北京大学がカラーム氏に研究室の供与を約束したほか、学生に好きなテーマで講義して欲しいと要請したと報じた。ヒンドゥスタン・タイムズはこれについて、中国はカラーム氏の力を借りてインドと宇宙太陽光発電の共同研究を申し出るつもりとの見方を示した。

カラーム氏は1963年から、インドの宇宙開発機関で人工衛星の打ち上げを何度も成功させている。1982年からは国防研究開発機構の所長として、国産の誘導ミサイルの開発に専念、「インドのミサイルの父」と呼ばれるようになる。1998年に同氏が主導した核実験が成功、2002年に大統領に当選した。

中国側は初めて訪中した同氏を人工衛星の開発を行う「中国空間技術研究院(CAST)」に案内した。もともとは戦闘機を生産している中国航空工業集団に案内するはずだったが、急きょ予定を変更したという。

ヒンドゥスタン・タイムズによると、CASTの責任者は同氏が訪問した際、「インドの宇宙開発機関との共同研究に大変興味がある」とアピールし、同氏は「全世界のよい手本となる。両国だけでなく世界に平和と繁栄をもたらすことになる」と答えたという。(翻訳・編集/NN)

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