鉱業に投資しすぎた豪企業、中国の鉱産物需要減で苦境に?―オーストラリア

Record China    2012年11月5日(月) 6時8分

拡大

2日、オーストラリア政府の気候変動担当部門のロス・ガーノート氏は最近の談話で、オーストラリアが中国の需要に過度の期待を寄せ、巨額の投資を行っているが、中国の投資は西アフリカに移動しつつあるため、この先苦境に陥ると指摘した。写真は安徽省鉄鋼工場。

(1 / 6 枚)

2012年11月2日、豪華字紙のデイリー・チャイニーズ・ヘラルドは、オーストラリア政府の気候変動担当部門のロス・ガーノート氏の最近の談話を取り上げ、オーストラリアの三大輸出鉱産物に対する中国の需要が拡大し続けると盲目的に信じる株主らが「浪費の如き過度な投資」を行っている時に、中国は温室効果ガス排出削減目標において良好な進展を遂げ、他の場所で鉄鉱石の採掘を始めていると指摘した。

その他の写真

同氏は、メルボルンの学会の席で、中国の経済構造に変化が起き、それがオーストラリアで資源ブームとなっている三大鉱産物(鉄鉱石、コークス、動力用石炭)に深刻な影響を及ぼしていると述べた。さらに、中国の昨年の排出削減量は以前に立てた目標を超え、中国が西アフリカの鉱物資源開発に巨額の投資を行うことで、オーストラリアの鉄鉱石輸出業はまもなく熾烈な競争にさらされるだろうと指摘した。

このほか同氏は、オーストラリア政府の「アジアの世紀」白書に記載されている、鉄鉱石や石炭輸出に関する予測は、まったく信憑性がないとも指摘した。(翻訳・編集/中原)

この記事のコメントを見る

ピックアップ



   

we`re

RecordChina

お問い合わせ

Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら

お問い合わせ

業務提携

Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら

業務提携