2012年11月1日、中国の高速交通警察のある地方支部の公式ツイッターが、飲酒運転によって命を失った女性のツイートを転載して市民に交通安全を呼びかけており、多くのインターネット利用者を驚かせている。楚天金報の報道。

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「お酒に酔っているけれど、やっぱり運転して家に帰るわ」。今年の8月19日明け方、中国版ツイッターと呼ばれる簡易投稿サイトにこのような書き込みをして、そのまま帰らぬ人となった女性がいる。この投稿が掲載された当時も、「危険ではありませんか」「お子さんを置いて飲みにでかけたのですか」と心配のコメントが寄せられていたが、その後、彼女の更新は途絶えたままだった。同月27日、女性の地元である広東省スワトウ市のテレビ局がこの事故について報道したが、その事故現場の映像に映っていた女性の服装と、女性が最後の投稿に添付していた自分の写真の服装が一致したため、「やっぱり彼女は亡くなったのだ」と、騒ぎになった。彼女の過去の投稿をさかのぼると、彼女は一児の母でありながら頻繁に飲み歩いていたようだ。また、彼女が美人であったことも話題に火をつけた。

このほど、彼女の最後の投稿を取り上げて飲酒運転の危険性を訴えたのが、浙江省寧波市の高速交通警察公式アカウント。「飲酒運転は無意味なこと。どうか命を大切に」と訴えると、この情報は見る間に拡散され、いまだ削除されていない女性のアカウントにはコメントが殺到した。現在、問題の投稿は5万回以上転載され、3万件以上のコメントが寄せられている。

ある地方紙の記者がコメントを投稿したユーザーたちに取材したところ、亡くなった女性の親友と称する女性がインタビューに応じた。女性が事故によって亡くなったことは事実であり、1児の母であることも事実だという。女性は産後うつを患ったことをきっかけに、酒におぼれるようになったという。日本在住のある中国人記者によると、中国では飲酒運転がなかなか撲滅されない現状だという。(翻訳・編集/愛玉)

※＜本日の中国TOPニュース＞では、中国の大手主要ポータルサイトによるニュースアクセスランキングから、注目の一記事をピックアップする。本記事は2012年11月2日付の中国版ツイッター・新浪微博（Sina Weibo）ランキング1位の記事。