被災地へ冬の物資を届ける、自転車旅の日本人青年の無私な思い―中国メディア

Record China    2012年10月25日(木) 10時14分

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24日、中国・北京市で日本の青年、河原啓一郎さんは集めた救援物資を携え、雲南省昭通市彝良県の被災地へ旅立った。

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2012年10月24日、中国・北京市で日本の青年、河原啓一郎さんは集めた救援物資を携え、雲南省昭通市彝良県の被災地へ旅立った。法制晩報が伝えた。

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河原さんは今年2月、自転車世界一周の旅で立ち寄った湖北省武漢市で、大事な自転車を盗まれた。幸いにもインターネットを通じて中国人が懸命に探したことで自転車は無事彼の元に戻った。このことが全国的に伝えられ、一躍時の人となった。

河原さんはもともと看護師で、その能力を活かし雲南省でボランティアの旅を続けていた。9月17日には反日デモで襲撃に遭うも中国にとどまり、有名となった彼のマイクロブログで救援物資を調達しボランティアを続けている。

9月に雲南省の被災地に訪れた際、山岳区に住む多くの人が冬用の衣服や寝具を持っていなかったことを目の当たりにし、すぐさまネットで物資の寄付を呼び掛けた。そして北京で集まった50kgあまりの冬を越すための物資を直接雲南省の彝良県に送り届けるため被災地に向かった。

そんな彼が持つ物資には中国語で、「これは彝良被災地の物資です。どうかご協力を。思いに国境はなし」と書かれていた。量こそ大したことないかもしれないが、日中関係が緊張状態の中、1度襲われながらも被災地の人たちを思う彼の気持ちは、きっと物資以上に被災地の人たちの心を温かくすることだろう。(翻訳・編集/内山)

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