Record China 2012年10月23日(火) 11時57分
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23日、中国・山東省高蜜市大欄村は先般ノーベル文学賞の受賞が決定した、莫言氏の故郷であり、彼の旧居には連日多くの人が訪れている。
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2012年10月23日、中国・山東省高蜜市大欄村は先般ノーベル文学賞の受賞が決定した、莫言(モーイエン)氏の故郷であり、彼の旧居には連日多くの人が訪れている。新京報が伝えた。
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今月15日には、同省東営市や遼寧省大連市及び韓国から、30人ほどが莫氏の旧居を訪れた。現在莫氏の旧居は使われておらず、旧居の案内は莫氏の2番目の兄が担当している。莫氏の受賞決定以来、2番目の兄は何度となくメディアやファンを自宅から500mほど離れた旧居に案内している。
莫氏の旧居は1912年に建てられ、彼は55年の出生から従軍までの22年間ここで過ごした。従軍中も帰省などで度々帰ってきており、88年に高蜜市で家を購入し、妻子とともに旧居から引っ越した。そして90年には莫氏の両親も今の家に越し、旧居は使われなくなった。
旧居には数十年前に莫氏が使用した物が置かれたままだった。また、同日は高蜜市の政府宣伝部と山東省の観光局の調査チームが旧居に訪れた。同行していた旅行会社の職員によると、莫氏の旧居をツアーのコースにする目的で調査に訪れたという。また、コースには旧居から10kmほど離れた古い石橋も含まれる予定だ。この石橋は莫氏の小説「赤い高粱」に登場する場所で、映画「紅いコーリャン」の撮影現場にもなった。
旅行会社職員は、「ツアーはまだ構想段階のため具体的なことは決まっていないが、仮にツアーになった場合、さらに多くの人が訪れるため、旧居の修繕は必要条件になる」と語っている。旧居の修繕に関して莫氏は2011年、政府の申し出に対し「税金の無駄使いの上に政府にも迷惑をかける」との理由で数度に渡り拒否している。また、莫氏の家族も仮に観光場所として開放する際は、無料で開放すると家族の意見が一致しているという。ツアーや修繕に関してはまだどうなるかわからないが、快挙を成し遂げた莫氏の旧居には今後も多くの人が訪れることだろう。(翻訳・編集/内山)
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