北朝鮮、不法携帯電話の一掃作戦始まる、金正恩第1書記の指示で―米メディア

Record China    2012年10月21日(日) 19時41分

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18日、中国との国境近くの北朝鮮では、金正恩第1書記の号令の下、各政府機関が連携して大規模な不法携帯電話一掃作戦が行われているという。写真は中国人ツアー旅行者が撮影した北朝鮮。

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2012年10月18日、米政府系ラジオ放送局・自由アジア放送(RFA)によると、中国との国境近くの北朝鮮で、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の号令の下、各政府機関が連携して大規模な不法携帯電話の一掃作戦が行われているという。中国の鳳凰網が伝えた。

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中国との国境沿いの地域では、中国から密輸された携帯電話で中国のアンテナ基地を利用し、国際電話をかけることができる。咸鏡北道(ハムギョンプクト)の情報提供者によると、北朝鮮政府は今年10月に入り、不法携帯電話の取り締まりを強化。電波監視所が不法携帯電話の電波を検出すると、ただちに捜索部隊が現地に送り込まれ、使用者を特定、逮捕している。

今回の不法携帯電話の取り締まりは、電波監視所だけでなく、軍隊や国家警察のプロジェクトチームも参加。民兵組織「労農赤衛隊」も動員されている。これまでにも北朝鮮政府は不法携帯電話の一掃作戦を行っているが、これほど大規模なものは初めて。情報筋の話では、最近国家安全部を視察した金正恩第1書記が各機関に直接指示を下したという。

北朝鮮政府にとって不法携帯電話の取り締まりは、国民の外国との接触を遮断するのが目的。自国内の携帯電話ネットワークのみを使用することを国民に求めており、国際電話やインターネットの閲覧は禁じられている。(翻訳・編集/本郷)

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