サムスン、広報大使なのにこっそりiPhoneを使用したロシアの有名タレントを提訴

Record China    2018年10月26日(金) 7時20分

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25日、韓国・アジア経済によると、韓国サムスン電子のスマートフォンブランド「Galaxy」の広報大使が、「公の場で何度もiPhoneを使用した」との理由でサムスン電子から提訴された。写真はサムスンとアップルのスマホ。

2018年10月25日、韓国・アジア経済によると、韓国サムスン電子のスマートフォンブランド「Galaxy」の広報大使が、「公の場で何度もiPhoneを使用した」との理由でサムスン電子から提訴された。

記事によると、訴えられたのは18年のロシア大統領選挙に出馬し、プーチン大統領と票を争ったこともあるロシアの有名なテレビタレント、セニア・サプチャク氏。同氏は現地メディアとのインタビュー中、iPhoneXを資料で隠しつつこっそり使用する姿がカメラに映し出された。その他、モスクワで行われた公のイベントや各種テレビ出演の際も、同様の姿がテレビに露出したという。これに対しサムスンは「明らかな契約違反」として、1億800万ルーブル(約1億8000万円)の訴訟を起こした。

記事は「広報大使が実際に使用する機器が自身の広報する製品と一致しないことはよくある」と指摘している。例えば、14年に米国の歌手マルーン5のリーダー、アダム・レヴィーンがサムスンのミュージックサービス「ミルクミュージック」の発売イベントを行ったが、その1週間後にテレビでiPhoneを使用している姿が流れた。また、同時期にアップルのミュージックサービス「iTunes」のイベントでライブも行ったという。テニス選手のダビド・フェレールも、13年にGalaxyS4をPRするためツイッターにメッセージを掲載したが、そこには「このメッセージはiPhoneで作成されました」との文章が表示されていた。

これに、韓国のネットユーザーからは「常習犯なら損害賠償するべき。こういうことは本当に深刻な逆効果をもたらす」「請求額が少な過ぎる!」「お金をもらって広報しているのだから当然、責任を取らせないと」「iPhoneを使いたいなら広報大使を辞退して」など批判的な声が寄せられている。

一方で「つまり結論は、iPhoneの勝ち?」「そんなにサムスンのスマホを使いたくないのか」「広報大使も使わないほどのクオリティーということ?」と落胆する声の他、「韓国アイドルも、LGの広報をしながらiPhoneを使っていたけど?」と指摘する声も上がっている。(翻訳・編集/堂本

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