2012年10月15日、米誌フォーブス（電子版）は「中国のたたき上げ女性億万長者、いかにして富を築いたか？」と題した記事を掲載した。16日付で環球網が伝えた。

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12日に発表された「フォーブス2012中国の富豪100人」のなかで、女性はわずか8人。そのうち2人は親から財産を受け継いだ大富豪だが、残りの6人は自分自身の力で富を築いた、いわゆる「たたき上げ」の人物だ。米国の富豪400人のなかで女性は45人しかおらず、そのうち「たたき上げ」は7人しかいないことから考えると、この6人という数は非常に印象深い。

中国の女性富豪が相対的に若いことも特徴の1つだ。前述の6人中5人が40代で、中国の経済発展の速さを証明している。また6人中4人が不動産関連の企業を経営しており、不動産業が中国の基幹産業であることを示した。

中国で最も裕福な女性は呉亜軍（ウー・ヤージュン）氏。資産62億ドル（約4900億円）で100人中、5位。大手不動産デベロッパー・龍湖地産の代表取締役社長で、同社株式の75％を保有。住宅やオフィス、高層マンション、ショッピングモールなど手広く扱う同社は、呉氏によって1994年に重慶市で設立され、現在は北京に本社を置いている。

71歳の陳麗華（チェン・リーホア）氏は資産28億ドル（約2200億円）で100人中、17位。1988年に北京最大の土地開発会社・富華国際集団を設立した。張欣（チャン・シン）氏は1995年に夫とともにSOHO中国房地産（不動産）開発公司を設立。資産26億5000万ドル（約2089億円）で21位に。

42歳の朱林瑶（ジュー・リンヤオ）氏は香辛料香料貿易で財を成し、19億3000万ドル（約1520億円）で39位。陳寧寧（チェン・ニンニン）氏は鉄鋼業で成功した41歳。資産19億ドル（約1500億円）で40位。景観建築と内装を手がける北京東方景観の何巧女（ホー・チアオニュイ）氏は、資産16億ドル（約1260億円）で52位に入った。（翻訳・編集/本郷）