2018年10月22日、香港の歌手ジャッキー・チュン（張学友）のコンサート会場で、再び9人の逮捕者が出たことが明らかに。犯人を吸い寄せるジャッキー・チュンの魅力と影響力が、ネット上で改めて称賛されている。中国新聞網が伝えた。

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その高い歌唱力から「歌神」のニックネームを持つジャッキー・チュンは、16年からワールドツアー「A CLASSIC TOUR 学友．経典世界巡迴演唱会」を開催中。このツアーが特に注目され始めたのは今年に入ってからで、4月を皮切りにコンサート会場で逃亡犯の逮捕が相次ぎ、これまでに40人以上が逮捕されている。さらに今月21日、安徽省合肥市で行われたコンサートでは、9人もの逮捕者が出たことが現地公安局の発表で明らかになった。

一連の逮捕劇は、会場に設置された監視カメラの顔認証システムから判明したものが多い。しかし、逃亡犯さえ思わず吸い寄せられてしまう「歌神」の魅力によるところが大きいのも事実だ。このためネット上ではジャッキー・チュンに対して、「逃亡犯の敵」や「公安局の神」といった新たなニックネームが誕生している。

なお、ジャッキー・チュン自身はコンサートの思いがけない効果について、「公安局の捜査能力と技術が素晴らしいからだ」と、あくまで謙虚に語っている。（翻訳・編集/Mathilda）