「連休は普段より疲れる」「家にいたくない」、休暇も習い事で多忙な子供たち―中国

Record China    2012年10月7日(日) 8時5分

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4日、銭江晩報は「11連休は11日とも習い事、小学生の連休は平日より多忙」と題した記事を掲載、この秋の大型連休中も多くの小中学生が習い事に多忙な日々を過ごし、「休暇が憂うつ」と感じる児童が少なくないと伝えた。

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2012年10月4日、銭江晩報は「11連休は11日とも習い事、小学生の連休は平日より多忙」と題した記事を掲載、この秋の大型連休中も多くの小中学生が習い事に多忙な日々を過ごし、「休暇が憂うつ」と感じる児童が少なくないと伝えた。

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9月30日の中秋節、10月1日の国慶節(建国記念日)、そして秋休み。中国では多くの小中学生が10ないしは11連休に入った。しかし、子供たちの中には、この長い連休を憂うつな気分で迎えた者もいる。「バレエ、作文、バイオリン…この連休は習い事のクラスが11もあるの。普段よりもっと疲れる。こんなんだったら、もうお勉強はいやだな…」―浙江省杭州市在住の小学生・小晴(シャオチン)ちゃんは、学校の心理指導の先生にこう訴えた。こうした子供たちの声を受け止めるために、小晴ちゃんが通う小学校の周佶(ジョウ・ジー)先生は連休中も24時間体制で相談室を開設している。

周先生によると、学校のある平日と違い、昼も夜も両親と一緒にいなければならない休暇を「窮屈だ、家にいたくない」と感じる児童が決して少なくないのだという。“愛情”と言う名のもとに、子供に過保護に接している保護者達には、ぜひこの連休に子供と積極的にコミュニケーションをとり、彼らの心の声に耳を傾けてほしいという。また、休暇旅行などをきっかけに、欲しいものを執拗にねだるなど子供の甘え行為に手を焼く親も多くなるが、これは「両親の愛情を試そうとする子供たちの不安な心理からくる行為」と周先生は話す。「むやみに物を与えるよりも、彼らを愛していることをしっかり伝えてあげてほしい」と呼びかけている。

連休明け、授業が再開すると抑うつ症状を訴える児童も少なくない。小晴ちゃんのように、連休中の学業があまりに忙しく“燃え尽き症候群”になってしまうケースや、やっと終わった夏休みから普段の学校生活に慣れたばかりなのに、再びやってきた長期休暇で心身のバランスを崩してしまうケースがある。周先生は、連休中も自宅学習の時間を毎日少しずつ設けることが大切だと指導している。(翻訳・編集/愛玉)

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