Record China 2018年10月10日(水) 17時20分
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6日、華字メディア・日本新華僑報網は、雑誌・AERAのエッセイ「日本人の中で進む『中国人のモンスター化』」を実感」を紹介し、「日中両国の友好回復ムードにあっても、国民感情の修復は簡単ではない」と伝えている。
2018年10月6日、華字メディア・日本新華僑報網は、雑誌・AERA 9月24日号のエッセイ「日本人の中で進む『中国人のモンスター化』を実感」で、作家の東浩紀(あずま・ひろき)氏が中国人にモンスターのようなイメージを持っている日本人の現状を批判したことを紹介し、「日中両国首脳が交流を再開する友好回復ムードにあっても、国民感情の修復は簡単ではない」と伝えている。
AERAのエッセイは、9月4日、日本に上陸した台風21号の影響で、関西空港に約8000人が閉じ込められる被害が出た時、中国人だけ優先的に救出されたというSNSの噂を、東氏が調査したことを紹介。同氏の調査によると、在大阪中国領事館が手配したバスが関空に向かい、中国人のみを乗せたのは事実だったが、救出を実行したのは5日昼前から6日早朝で、他国人と比較して早かったわけではないという。
同エッセイは、「今の日本には、中国政府は中国人のためには国際常識など平気で破るというイメージが根強くあり、それらがうわさを強化している。しかし、本当に危険なのはそれらうわさに振り回されることだ」という東氏の指摘を紹介している。
日本新華僑報の記事は、同エッセイの内容に触れ、「日本人が中国人にモンスターのようなイメージを持つのは、日本のメディアにも関係がある」とし、「北京駐在の日本人記者は、大陸メディアよりも台湾メディアの報道を信頼して、東京に送るニュースに引用している」として、そのことが日本国内で中国のモンスター化をより深めていると指摘している。
記事は、「日中両国が正常な友好関係を維持していくには、相手をモンスター化するのをやめることが必要だ」として、日中両国で通じることわざ「百聞は一見に如かず」を引用。中国人の訪日観光客と日本人の訪中観光客が増えていることを挙げ、「日本の若者たちが自分の目で中国を見れば、中国のモンスター化もなくなるだろう」と伝えている。(翻訳・編集/原)
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