Record China 2012年10月4日(木) 11時26分
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29日、かつては小皇帝・小公主と呼ばれ、甘やかされて育った「一人っ子」世代が結婚適齢期に突入した中国で、子どもに代わって結婚相手を探す「白髪婚活族」が増えている。写真は9月、貴州省貴陽市で行われたお見合い大会で子どもの代わりに相手を探す母親たち。
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2012年9月29日、かつては小皇帝・小公主と呼ばれ、甘やかされて育った「一人っ子」世代が結婚適齢期に突入した中国で、子どもに代わって結婚相手を探す「白髪婚活族」が増えている。中国新聞社が伝えた。
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国慶節連休前のある日、河北省石家庄市内の人民広場では毎週恒例の「お見合い活動」が行われていた。そこでは「うちの息子は1980年生まれ。合弁企業で管理職をしていて月給は3000元(約3万6000円)ちょっと。私と夫は退職しているの。おたくは?」といった母親同士の挨拶があちこちで飛び交っていた。
広場の管理人によると、こうしたお見合い活動はもう何年も続いており、主催者が決まっているわけではないが、毎週木曜日の午後になると開かれている。主に30歳以上の未婚の息子と27歳以上の未婚の娘を持つ親が、子どもたちに代わって積極的な婚活を展開しているという。
活動に参加した李(リー)さんは30歳になる息子を持つ母親。「仕事は安定しているのに結婚相手が見つからないの。忙しくてそんな時間がないのもあるけど、本人が積極的に見つけようとしないの。だから、私が代わりにこうして探しているのよ」と話す。
河北省社会科学院社会発展研究所の周偉文(ジョウ・ウェイウェン)所長によれば、こうした「白髪婚活族」はもう何年も前から中国全土で普通にみられる光景。その背景には幼い頃から「何でもやってもらう」が当たり前で育ってきた「一人っ子」世代の自主性のなさや、失恋という挫折を味わいたくないという心の弱さも関係していると分析している。(翻訳・編集/NN)
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