Record China 2018年10月6日(土) 20時20分
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中国の大手ECサイト「京東(ジンドン)商城」を運営する京東集団の日本法人である京東日本は、自社ドローンによる上海カニの配送を開始したと発表した。
中国の大手ECサイト「京東(ジンドン)商城」を運営する京東集団の日本法人である京東日本は5日、最高級上海カニの産地である陽澄湖の禁漁期終了に伴い、史上初である自社ドローンによる上海カニの配送を9月に開始したと発表した。
京東は2015年にドローン開発に着手し、17年にドローン利用を組み込んだ物流配送を開始した。それ以来、特殊な農産品を配送する飛行ルートの設定、辺境地域での農産品輸送を行ってきた。ドローンを貧困地域の支援にも役立ててきたという。
9月に始めた上海カニの配送では、最大飛行半径10キロメートル、最大積載量10キログラムのドローンを使用。陽澄湖畔から京東の配送ステーションまで飛行時間約3分で届ける。配送効率を上げることで、消費者にこれまで以上に新鮮な状態の上海カニを届けることが可能になったという。
また、ブロックチェーン・トレーサビリティ技術の利用により、消費者は商品に添えられたQRコードをスキャンすることで、カニの産地、成長環境、品質検査結果、捕獲日などの情報を確認することができる。安心・安全も商品価値の重要な構成要素と考えての施策だ。
京東の生鮮食品部門である京東生鮮は、グループ内の京東物流との連携により、中国190都市で当日中の配達を実施。また、京東の所有する北京・上海・広州(広東省)の3地区では共同倉庫の使用により、注文から最短4時間以内での配達が可能という。(翻訳・編集/如月隼人)
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