格安航空業界が中国を避ける理由とは?―米メディア

Record China    2012年9月30日(日) 9時20分

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28日、米メディアはこのほど、幅広く展開する格安航空が中国で発展しない理由について取り上げた。写真は重慶江北国際空港。

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2012年9月28日、環球時報によると、AP通信は27日、幅広く展開する格安航空が中国で発展しない理由について取り上げた。

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この10年足らずの間に、50社以上の格安航空会社がアジアの空を席巻するようになったが、中国では急速に発展する航空業界を政府がコントロールしており、国有航空会社3社が主な地位を占めている。輸出業に携わる任紅(レン・ホン)さんは「独占と競争不足により、国内線の方が国際線より高いことがある」と話した。

国有航空会社が殿様商売を続けた結果、乗客はサービスの悪さや選択肢の少なさに不満を抱いている。25歳の李朋(リー・ポン)さんは「中国の航空会社の食事は海外の航空会社に比べて劣るしメニューが単一。以前到着が遅れたことについてクレームを言ったことがあるが、いまだに何のフィードバックもこない。もっと中国でも多くの格安航空会社ができてほしい」と語る。

専門家は、中国の航空政策は2つの面から格安航空業界を阻止していると指摘する。1つ目は民間企業が新しく航空会社を設立するのはほぼ不可能であること、2つ目は新航空会社や路線の認可申請が既存の航空会社の成長に影響することである。しかし中国政府は空港などのインフラを整えながら、徐々に航空業界を開放していくとみられる。第12次 5カ年計画(2011−15年)によると、現在建設中の新空港は82カ所あり、さらにリニューアルの必要な空港は101カ所にものぼる。(翻訳・編集/中原)

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