Record China 2018年10月2日(火) 23時20分
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2日、科技日報は、日本が「島しょ防衛用高速滑空弾」の開発を進めていることについて、島の防衛以外の目的があると報じた。資料写真。
2018年10月2日、科技日報は、日本が「島しょ防衛用高速滑空弾」の開発を進めていることについて、島の防衛以外の目的があると報じた。
記事は「日本の防衛省が離島の防御を強化すべく、島しょ防衛用高速滑空弾を開発中だ。ロケットエンジンで推進し、弾頭は高さ数十キロメートルで分離した後大気圏内に入って超音速で地上の目標に向けて滑空する。高速故に敵の防空兵器によって阻害されにくく、敵が進攻した離島の周辺島しょから発射ができるという」と伝えた。
中国の軍事専門家である張文昌(ジャン・ウエンチャン)氏は「現在、世界で極超音速滑空機が取り沙汰されているが、実際には超音速滑空機の研究製造が行われるのが今回で初めてであり、日本がその先陣を切った。報道によれば、日本が開発する滑空弾は極超音速ではなく、超音速兵器に過ぎない」と語っている。
また、推進補助滑空式の超音速兵器と極超音速兵器では技術的な原理は一見似ているものの、空圧設計、耐熱材料、エンジンなどの要求には比べ物にならないほどの差があることから、島しょ防衛用高速滑空弾の開発に成功したとしても、日本が短期間のうちに極超音速兵器を開発できるわけではないと指摘した。
張氏はさらに、日本は平和憲法の規定に基づき島しょ防衛用高速滑空弾の防御性能を際立たせている一方で、日本が同憲法の打破を意図していると主張。「指摘しておく必要があるのは島しょ防衛用高速滑空弾自体が平和憲法に反していることだ。その射程距離は500キロメートルと広いうえ、攻撃速度も高いことから、もはや攻撃性のある兵器の範囲なのだ」としている。(翻訳・編集/川尻)
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