Record China 2018年9月28日(金) 11時40分
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27日、環球時報は、米軍のB52爆撃機が南シナ海付近を飛行した意図について分析する社説を掲載した。写真はB52。
2018年9月27日、環球時報は、米軍のB52戦闘機が南シナ海付近を飛行した意図について分析する社説を掲載した。
記事は「米メディアが、米国防総省報道官の話として、B52爆撃機が今週南シナ海付近を飛び越え、南シナ海地域に近い場所での合同作戦に参加したと報じた。25日にもB52は東シナ海を飛行したとの情報がある。CNNやロイターなどはいずれも米軍による今回の行動が『中国を激怒』させ、米中間の緊張を加速させたと報じている。ただ、今のところB52が一般的な海域を通過したのか、中国の島に近づいたのは分かっておらず、中国の国防部や外交部の反応も普通だ」とした。
そして「海上の問題は、リアルタイムに距離を測定することが難しく、曖昧である。この場合、両国関係のムードや、米国側の情報公開方法によって、米国の行動に対する認識や判断が左右される。今回、米国は中国に聞こえるように、そして世界の世論に聞こえるように大っぴらに発表した。しかも、西側メディアは真っ先に『中国が激怒する』という方向性で解釈した。ペンタゴンが今回の行動を起こした目的は、中国の南シナ海政策に対する威嚇であり、中国に対する挑発だったのだ」と論じた。
そのうえで「米国最大の不満は中国による南シナ海での島の拡張であり、中国に圧力をかけるために南シナ海での軍事行動を増やしている。しかし、彼らがどんなに南シナ海で騒ごうが、中国の当初建設は防衛の枠組みの下で粛々と進んでおり、邪魔することはできない。また、米国は軍事挑発を増やせば、中国はさらに多くのリソースを投入し、先進的な核の力を含む戦略的な軍事整備を進めることになる」と指摘している。
記事は「近ごろ米中両軍の関係が緊迫しているところに両国の貿易戦争も加わり、米国の軍事行動は平時に比べて深刻かつ刺激的に解釈されやすくなっている。われわれは米国に対し、ほどほどなところでやめておくよう戒告したい」と結んだ。(翻訳・編集/川尻)
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