映画「紅いコーリャン」の主演はもともとコン・リーではなかった、巨匠チャン・イーモウ監督が秘話を語る―中国

Record China    2018年9月28日(金) 11時10分

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27日、中国映画界の巨匠チャン・イーモウ監督が、映画「紅いコーリャン」のヒロインの人選がもともとはコン・リーではなく、別の女優だったことを語っている。写真はチャン・イーモウ監督。

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2018年9月27日、中国映画界の巨匠チャン・イーモウ(張芸謀)監督が、映画「紅いコーリャン」のヒロインの人選がもともとはコン・リー(鞏俐)ではなく、別の女優だったことを語っている。新浪が伝えた。

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87年公開の「紅いコーリャン」は、12年にノーベル文学賞を受賞した作家・莫言(ばく・げん)の小説を映画化した作品。88年のベルリン国際映画祭で金熊賞を受賞し、チャン・イーモウ監督の名を全世界に知らしめた。

このほど中国のトーク番組「暁説」に出演したチャン監督によると、同じくこの映画で一気に有名になった女優コン・リーではなく、実は別の女優がヒロインに決まっていたという。当時、コン・リーは映画専門の芸術大の学生だったが、実際にヒロインに決まっていたのは彼女の同級生のシー・コー(史可)だった。原作にあるヒロインの、「豊満な肉体の持ち主」というイメージに合ったのが、最も重要なポイントだったという。

しかし、チャン監督やスタッフに対してコン・リーを薦める人があり、試しにカメラテストを行ってみたところ、同作のカメラマンで現在は映画監督として活躍するグー・チャンウェイ(顧長衛)ら、主だったスタッフがすっかりコン・リーのとりこになってしまった。チャン監督はコン・リーを選んだ理由について、「とても味があった。神様に選ばれた人だ」と語っている。

なお、残念ながら大きなチャンスを逃してしまったシー・コーだが、その後はコン・リーに及ばずとも人気と実力を備えた演技派女優として活躍。今年は時代劇ドラマ「娘道」での演技が好評で、再び注目されている。(翻訳・編集/Mathilda

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