Record China 2012年9月18日(火) 19時40分
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16日、中国江蘇省南京市在住の企業家で著名な慈善家でもある陳光標氏が、「新鮮な空気」と「自社ブランドの有機食品」の発売を発表した。売り上げを中国人民解放軍に寄付し、尖閣諸島の防衛にあてたいとの意向を示している。
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2012年9月16日、中国江蘇省南京市在住の企業家で著名な慈善家でもある陳光標(チェン・グアンビャオ)氏が、「新鮮な空気」と「自社ブランドの有機食品」の発売を発表した。売り上げを中国人民解放軍に寄付し、尖閣諸島の防衛にあてたいとの意向を示している。チャイナフォトプレスの報道。
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陳氏は8月31日付の米紙ニューヨーク・タイムズに半頁大の広告を掲載し、中国語と英語で「釣魚島(=尖閣諸島の中国名)は中国の領土である」と主張して注目を集めた人物。本業は資源リサイクル企業などの経営者だが、“アジア一の慈善家”としても知られている。2011年の東日本大震災の際にも、自ら被災地へ駆けつけた。しかし、慈善事業の手法は生活困窮者に札束を配るなどド派手な“パフォーマンス至上主義”。その目的は売名行為として冷笑を浴びている向きも。
今回発表された「空気販売」プロジェクトについては、少数民族の居住区やかつて共産党革命の本拠地となった辺境などから、環境汚染に侵されていない新鮮な空気を採取してきて販売するという企画で、「貧困地域にあたる採取地に経済的利益をもたらす」と自信満々に説明した。また、北部の黒龍江省で広大な農地を借り受け、そこで栽培された有機農産物を販売するプロジェクトについては、市場最低価格で貧困地域に向けて販売するという。
「事業で得た利益の50%を慈善事業に」をモットーにしている。戦争であれ天災であれ、国家の有事にはすべての資産を投じる覚悟であるとも語っている陳氏。有機食品の販売で得た最初の収益を、尖閣諸島問題の解決資金に使ってもらいたいと述べた。(翻訳・編集/愛玉)
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