Record China 2012年9月16日(日) 8時28分
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13日、三洋電機の東南アジア4カ国における白物家電事業の買収に続き、中国の家電大手・ハイアールが再び海外に打って出た。
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2012年9月13日、人民網日本語版によると、三洋電機の東南アジア4カ国における白物家電事業の買収に続き、中国の家電大手・ハイアール(海爾)が再び海外に打って出た。ハイアールは12日、1株当たり1.2NZドルで、ニュージーランド家電最大手のフィッシャー&ケルに対して株式公開買付(TOB)を実施するとする公告を発表した。新京報が伝えた。
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今回の買収金額は8億6900万NZドル(約556億円)に達すると見られる。ハイアールの株価は12日3.03%下落し、終値は10.87元となった。
フィッシャー&ケルは1934年に設立された高級冷蔵庫・洗濯機・食器洗い機、乾燥機・調理器具を主力とする世界的な家電メーカーだ。報道によると、ハイアールの董事(理事、取締役)、白物家電事業総裁の梁海山(リアン・ハイシャン)氏は、「当社はフィッシャー&ケルの事業とブランドを引き続き発展させる」と表明した。
フィッシャー&ケルの2012年度の売上高は前年比7.5%減の10億3700万NZドル(約664億円)となった。家電業界に詳しい劉歩塵(リウ・ブーチェン)氏は、「ハイアールが国際化戦略をスタートしてから約20年たつが、同社は二つの弱点を持つため、大きな成果が得られていない。同社は独自のコア技術を持たず、またレベルの低いブランドと見なされている。同社はフィッシャー&ケルを、洗濯機の高級ブランドに位置づけるだろう」と指摘した。
奥維コンサルティングの白物家電研究総監の韓●(ハン・ユー、●は日かんむりに立)氏は、「TCLによる仏トムソン社の買収は失敗に終わったが、ハイアールの今回の買収が成功するかについては、今後の動向を見守る必要がある」と語った。(編集/TF)
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