Record China 2012年9月14日(金) 0時7分
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12日、中国陝西省漢中市洋県で起きたジャイアントパンダ標本盗難事件で、現地警察は犯人を逮捕し、事件の詳細について調べを進めている。犯人は供述で、家庭環境が悪く借金もあったことから窃盗を思い立ったと話している。
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2012年9月12日、中国陝西省漢中市洋県で起きたジャイアントパンダの標本盗難事件で、現地警察は犯人を逮捕し、事件の詳細について調べを進めている。華商ネットが伝えた。
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盗難事件は今年5月11日深夜に同県の野生動物保護管理所で発生した。同管理所の所長によると、盗まれたのは2009年に発見した病死の野生ジャイアントパンダで、翌年に標本として展示を始めた。同標本は鑑賞価値や研究価値が高いことから、価格にすると約125万元(約1500万円)に上るという。
盗難事件を調査していた洋県の警察は今年8月、浙江省台州市でジャイアントパンダの標本を売る人物がいるとの情報を得て、浙江省台州市警察の協力のもと、同市天台県のホテルで容疑者の身柄を確保した。
犯人は供述で、家庭環境が悪く借金もあったことから窃盗を思い立ったと話している。ジャイアントパンダの標本を盗んだ理由は、知り合いから高値で売れると聞き、さらにテレビで洋県にジャイアントパンダが多いと知ったためで、ターゲットを洋県の野生動物保護管理所に定めた。しかし窃盗後1カ月たっても買う勇気のある人を見つけられず、そのころから徐々に窃盗したことを後悔し始め、窃盗品を返したいと思い始めたという。(翻訳・編集/内山)
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