高級品購入者の平均年収は200万〜225万円―中国

Record China    2012年9月9日(日) 10時56分

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6日、米広告代理店ルーダー・フィンと調査会社イプソスが発表した「2012中国高級品報告」によると、中国の高級品購入者の平均年収は16万〜18万元(約200万〜225万円)だった。写真は海南省三亜市の免税店。

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2012年9月6日、新華社によると、米広告代理店ルーダー・フィンと調査会社イプソスは同日、「2012中国高級品報告」を発表した。中国の高級品購入者のうち、大都市住人の平均年収は18万元(約225万円)、中都市住人の平均年収は16万元(約200万円)だった。

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両社は今年6月、中国の高級品購入者2017人を対象にアンケート調査を実施。対象地域は大都市25%、中都市32%、香港15%などで、平均年収はそれぞれ18万元、16万元、55万香港ドル(約550万円)だった。

高級品の購入地は香港や欧州などから中国本土へ移行していることも明らかになった。11年と比較して、腕時計は欧州から、化粧品は香港から、それぞれ中国本土へと購入の主要地区が変化している。宝石類や靴などは依然として香港での購入が多かった。また、ネットショッピングが大きなトレンドになっており、特に化粧品に関してその傾向が顕著だった。

ルーダー・フィンの中国地区責任者は購入地の変化について、中国本土と香港の価格差が小さくなっていることが大きな要因と指摘。価格接近の理由として、価格差を利用した代理店の横流し防止などを挙げている。また、高級品の販売ネットワークが中国本土で急拡大していることや、中国本土の消費者の高級品購入が日常化していることも原因としている。

また、高級品購入の理由と習慣について、イプソスの責任者は「香港の消費者の高級品購入は自分へのご褒美が多く、購入時にはサービスの良しあしと割引の有無を重視する」とし、中国本土の消費者については、「プレゼントとして購入するケースが多く、ブランドの歴史やショップのアドバイスを重視する」と分析している。

ブランドの知名度が最も高いのはルイ・ヴィトンで、回答者に選択肢を与えない状態で、中国本土では39%、香港では48%が認知していた。トップ10にはシャネルやエルメス、アルマーニ、プラダなど、いずれも欧州のブランドが選ばれた。

ルーダー・フィンのアジア・太平洋地域責任者は、中国の高級品市場は欧米と比べて依然として発展の潜在力を秘めており、世界の高級品業界にとって今後も重要な市場であり続けるだろうと話している。(翻訳・編集/HA)

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