中国企業が品質を重視、ドイツ企業の買収が加速―ドイツメディア

Record China    2012年9月9日(日) 6時24分

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7日、中国企業がドイツ中小企業の品質重視の文化を渇望し、買収を加速させている。写真は3日、山東重工傘下のウェイ柴動力と独大手キオンの提携会見。

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2012年9月7日、環球時報によると、ドイツの週刊誌ビルトシャフツ・ボッヘは6日、中国企業がドイツ中小企業の品質重視の文化を渇望し、新たな領域を獲得しようとしていると報じた。

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中国の家電大手ハイアール(海爾)は、中国のみならず世界市場でも7.8%のシェアを占めている。「品質こそが成功のカギである」とハイアール上海の劉(リウ)支社長が語るように、廉価製品を生産するのではなく、ミーレやリープヘルのようなドイツの高級家電メーカーを手本としている。中国ではハイアールの冷蔵庫には12年保証がついており、国外では現地の基準に合わせている。ドイツに輸出するハイアール社製品はドイツ技術検査協会の品質認証を通過しなければならない。ハイアール社のこの挑戦は、上記のドイツ企業2社への警告でもある。在外ドイツ商工会議所のクリストフ・エンゲルバウアー氏は「中国企業は強大な競合相手となりつつある」と指摘した。

品質を満たすべく、中国は外国企業との提携を進めている。中国は現在、ドイツの中小企業を直接買収するという新たな戦略段階に入っている。三一重工はコンクリートポンプ車大手プツマイスターを買収し、山東重工はフォークリフトメーカー・キオンを買収した。

ユーロ・アジア・コンサルティングの調査によると、ドイツ企業経営者の約4分の3が、中国企業は品質を重視し、ドイツ企業に追い付こうとしていると答え、17%が中国とドイツの製品は品質に差がないと回答している。(翻訳・編集/中原)

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