災害続きの日本に足止めされた旅客のため、東方航空が運航計画調整―中国

人民網日本語版    2018年9月12日(水) 20時40分

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中国東方航空は緊急対策準備案を発動し、臨時便増発計画と使用機種を大型機に変更する計画を定め、日本に足止めされている中国人観光客の迅速な帰国をサポートする。写真は関西国際空港。

中国交通運輸部公式サイトに掲載された情報によると、中国東方航空は緊急対策準備案を発動し、臨時便増発計画と使用機種を大型機に変更する計画を定め、日本に足止めされている中国人観光客の迅速な帰国をサポートする。8日には、札幌の新千歳空港が運航を再開しており、東方航空は同日、日本発中国行きのフライトを計32便運航し、旅客約5950人を輸送した。中国新聞網が伝えた。

強い勢力の台風21号は今月4日に日本に上陸し、日本列島は記録的な強風と暴雨に見舞われた。台風の影響で、大阪の関西国際空港の滑走路は海水が流れ込み冠水し、また空港と市内を結ぶ連絡橋にタンカーが衝突したことで利用できなくなったため、空港は閉鎖され、同日の全便がフライトキャンセルとなった。また、6日午前3時すぎに、今度は北海道でマグニチュード(M)6.9の大地震が発生し、札幌市をはじめ多くの地域の広い範囲で断水・停電となった。札幌の新千歳空港ターミナルビルでも、壁などの破損があちこちで確認され、空港は一時的な閉鎖を余儀なくされた。

わずか3日間のうちに日本の2つの観光都市で立て続けに自然災害が発生したため、多くの中国人観光客が足止めされることになった。この緊急事態に際し、中国と日本を結ぶ航空会社としてその旅客数が最も多い東方航空は、速やかに緊急対策準備案を発動した。9月3日から、天気の変化について厳しいモニタリングを実施していた同社は、度重なる対策会議を開き、台風の進路に基づきフライトの調整を検討していたほか、旅客サービス保障の準備案を実行するための事前協議を行っていた。特に関西国際空港と新千歳空港を対象に、空港閉鎖対策チームを立ち上げ、天候や空港の運航再開予定といったさまざまな要素を総合的に勘案しながら、対策を積極的に調整していき、毎日、最新の運航情報を更新した。

関西国際空港の発着便が運休となったことから、多くの旅客は比較的近い名古屋中部国際空港への変更を余儀なくされた。東方航空は6日、臨時便増発計画と使用機種を大型機に変更する計画を定め、もともと使用していた小型機種のA320型機を大型機種のA330型機に変更することで、日本に足止めされた中国人旅客の一日も早い帰国をサポートした。

東方航空の運航計画によると、11日までの関空発フライトはすでに全便キャンセルとなった一方で7日から11日にかけて、上海や北京などの都市に向かう名古屋発の臨時便13便を増便した。中国国内から名古屋や岡山に向かう定期便計36便についても、使用機種を大型機に変更している。新千歳空港の運航が再開された8日、東方航空は日本発中国行きのフライトを計32便運航し、旅客約5950人を中国に帰国させた。(提供/人民網日本語版・編集/KM)

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