トルコの高速鉄道網計画、中国を捨てドイツを頼る―独メディア

Record China    2018年9月10日(月) 11時40分

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9日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、トルコが建設を計画をしている最新の高速鉄道網について「中国を捨て、ドイツを頼る」とする記事を掲載した。資料写真。

2018年9月9日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、トルコが建設を計画をしている最新の高速鉄道網について「中国を捨て、ドイツを頼る」とする記事を掲載した。

記事は「報道によると、トルコは、ドイツの資金とノウハウの下で近代化された高速鉄道網を建設したいと考えている。独シーメンスが率いるコンソーシアムが、新しい高速鉄道路線を設計すると同時に、古い路線を近代化し、最先端の鉄道信号技術を導入するという。このプロジェクトの受注額は350億ユーロ(約4兆4900億円)と見積もられており、それには列車の購入費用も含まれる。約3カ月前、トルコ政府はこのプロジェクトについてドイツ政府に打診し、それ以来、双方は秘密裏に議論を進めている。それ以前に行われた中国との交渉は失敗に終わったと伝えられている。ドイツ政府はこのプロジェクトを、トルコの経済危機の悪化を防ぐ機会と考えている」と伝えた。

さらに、「ドイツ経済省のトーマス・バイエレス次官は、9月末にトルコを訪問し、プロジェクトの融資について交渉を開始する予定だという。トルコ政府は、ドイツ側がプロジェクト参入企業に対し、国家輸出保証と低金利ローンを提供することを望んでいる。ドイツ政府はこれまでのところ、トルコ側の要求に応じていないが、財政支援について検討することを約束しているという。ドイツ政府もシーメンスもこれについて口を閉ざしている。トルコ国鉄とシーメンスは今年4月、高速鉄道車両の購買契約を交わしている」と続けた。

そして、「連立与党を組むドイツ社会民主党(SPD)は、リラが急落しインフレ率が上昇するトルコへの財政支援を提案している。だが連立のパートナーであるキリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)は、トルコの混乱する政治情勢やドイツとの緊張関係を理由に、トルコへの経済支援は妥当ではないと考えている」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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