中国の武器輸出が増加、禁輸国への輸出を批判―米紙

Record China    2012年8月29日(水) 14時5分

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26日、ワシントン・ポストは中国が国連の指定した武器輸出入禁止国に対し武器を輸出しており、世界の大国としての責任を果たしていないと批判した。写真は中国製戦闘機。

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2012年8月26日、ワシントン・ポストは中国が国連の指定した武器輸出入禁止国に対し武器を輸出しており、世界の大国としての責任を果たしていないと批判した。27日付で環球時報が伝えた。

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中国は世界最大の武器輸入国から主要な武器輸出国へと転換している。武器生産量は大幅に増加しており、世界で6番目の武器輸出国となっている。ストックホルム国際平和研究所のデータによると、中国の武器輸出は主にサハラ砂漠以南のアフリカ16カ国に向けたもので、輸出量はその他の国をはるかに凌ぎ、現地の武器市場の25%を占めている。

これに対し、記事は「中国が新たな武器市場を開拓する行為と、中国の世界の大国としての責任が一致していない」と批判。中国が国連の規定に故意に違反している直接の証拠はないが、国連が武器の輸出入を禁止しているコンゴ、コートジボワール、ソマリアなどでは中国製の武器が使われていると指摘した。

また、米シンクタンク・科学国際安全保障研究所(ISIS)のデービッド・オルブライト氏の「これはまさに無節操な資本主義のやり方だ。中国政府は軍事企業が何をしているのかはっきり知らないのではないかと思う」との発言を引用し、批判した。

記事は最後に、西側国家は中国を牽制して一定の効果を上げているとし、西側外交官の「われわれは中国の説得にすでに成功しており、武器輸出の透明度は徐々に上がっていくだろう」との談話を紹介した。(翻訳・編集/HA)

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