遼王朝の遺跡を発掘、建築材や銅銭が出土=仏教関連の石彫刻品も発見―内モンゴル自治区

Record China    2012年8月25日(土) 8時58分

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中国・内モンゴル自治区赤峰市で、国と同自治区の考古学研究機関は1000年ほど前の遼王朝の遺跡発掘を行った。今回は2000平米規模の発掘が行われ、今までに建築用石材や建築の基礎に使われた石柱、1万枚近い銅銭に精巧な泥の像が見つかった。

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2012年8月、中国・内モンゴル自治区赤峰市で、国と同自治区の考古学研究機関は1000年ほど前の遼王朝(916〜1125年)の遺跡発掘を行った。新華社通信が伝えた。

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発掘自体はすでに1カ月ほど行われており、遼王朝の首都だった上京城や宮城(きゅうじょう)の遺跡が重点的に発掘調査さた。上京城は西暦918年ごろに建築がはじまり、金王朝(1115〜1234年)後期まで300年あまりの年月に渡り使用されていた。上京城の面積は5平方キロメートルに渡り、1961年に中国国務院が国の重要文化財に指定し保護している。

今回は2000平米規模の発掘が行われ、これまでに建築用石材や建築の基礎に使われた石柱、1万枚近い銅銭に精巧な泥の像が見つかった。さらに、仏教関連の出土品も多く、保存状態が良い経幢(きょうどう、表面に経文や仏像が彫刻されている石柱)や蓮(はす)の花を模した彫刻品なども見つかった。発掘隊の責任者によると、今回の発掘では遺跡自身の保存状態の良さや出土品の美しさを確認することができ、学術的に重要な発見となった。(翻訳・編集/内山)

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