「中国で取材拒否」への日本の抗議に外交部が反論

人民網日本語版    2018年8月31日(金) 16時20分

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日本外務次官訪中時の会談の産経新聞による取材を中国外交部が拒否したことについて、日本の関係責任者は30日中国側に抗議した。中国外交部の華春瑩報道官は同日の定例記者会見で、共同通信社の質問に「中国側はこうした不当な抗議は受け入れない」と表明した。

日本外務次官訪中時の会談の産経新聞による取材を中国外交部(外務省)が拒否したことについて、日本の関係責任者は30日中国側に抗議した。中国外交部(外務省)の華春瑩報道官は同日の定例記者会見で、共同通信社の質問に「中国側はこうした不当な抗議は受け入れない」と表明した。

華報道官は「中国に駐在する外国人記者はみな、重要な外交行事の現場報道の設定は、いずれも駐在国と来訪国の友好的協議を通じて、相互尊重と友好・対等の原則に基づき決められることを知っている。これには現場の環境に基づき取材人数を適度に抑え、取材活動の秩序と安全を保証することが含まれる。29日午後の行事も双方が相談の上取材の設定を決めた。私の知るところでは、日本経済新聞、NHK、読売新聞は行事の開始1時間前に外交部報道局職員に時間通りに参加すると確認したが、その後状況に変化が生じた。一体これはメディア自らの意思によるものなのか?それとも誰かが何らかの圧力を加え、何かを言い、何かをしたのか?これについて私は日本政府側、特に在中国日本大使館による明確な説明を望む」と表明。

また、「中国には日本のメディア28社の記者約100人がいるが、取材活動において制限を受けたり困難に遭遇したことなどないはずだ。産経新聞は彼らの『合法』的取材を中国側が『不法』に阻止したと言っている。質問してみたいのだが、北京には外国人記者が600人以上いる。まさか外交行事のたびに600人の記者の参加を認めて初めて合法とされるのか?産経の参加を認めず、他のメディアが参加したら、不法なのか?または産経の参加を認め、他のメディアが参加できなかったら、合法なのか?」と述べた。

さらに、「日本政府は自国のメディアを誘導・制限し、日本メディアに対して中国その他の国で駐在国の法規を遵守し、駐在国の状況を客観的・公正に報じ、日本と駐在国との理解と協力を促進することをし、このために破壊的役割ではなく建設的役割を果すよう要求すべきだ。これは基本的常識だ。日本の関係責任者がこの点を認識することを望む」とした。(編集NA)

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