Record China 2012年8月21日(火) 6時16分
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19日、中国人民解放軍国防大学の韓旭東教授は、アジア・太平洋地域の情勢不安は中国の軍事力拡大の絶好の機会になると指摘した。写真は中国人民解放軍。
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2012年8月19日、環球時報は中国人民解放軍国防大学の韓旭東(ハン・シュードン)教授の評論記事「アジア・太平洋地域の情勢不安は中国の軍事力拡大の絶好の機会になる」を掲載した。以下はその概要。
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中国はこれまで一貫してアジア・太平洋地域の平和と安定のために尽力してきたが、このところ各国による対立激化が鮮明になっている。同地域の関係悪化は中国が望むものではないが、中国にとって有利な一面もあり、積極的に対応すれば域内での存在感を高める好機になるだろう。
まず中国が軍備増強を進める理由、契機をもたらす。一部の国は中国脅威論を展開して軍事力拡大の口実とし、中国の主権は危機にさらされている。しかし逆に考えれば、中国にとっては軍備増強の絶好の機会になる。軍事力の後ろ盾なくして経済発展は実現できない。一部の国が中国を挑発するのは、中国が武力を行使する勇気がなく、軍事的に後れていると考えるからだ。
さらに、アジア・太平洋地域の情勢不安は、中国が国際社会での足場を固める好機になる。また、国際社会への影響力を示すチャンスにもなる。現在中国は周辺国との間にさまざまな矛盾を抱えているが、不安が高まり他国と接触する機会が増えることで、国力を対比させるチャンスが増える。中国は情勢不安がもたらす機会を逃さず、周辺国との対立解消を進めるべきだろう。(翻訳・編集/AA)
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