2012年8月19日、中国のネット上で売られている本物そっくりの変装マスクが、「犯罪に悪用されるのではないか」と物議を醸している。重慶晩報が伝えた。

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「人皮面具（人皮マスク）」と呼ばれる変装マスクはシリコン製で本物の人間そっくり。頭からすっぽり被るものや顔の部分だけ覆うもの、どこにでもいそうな中年男性から有名人にうり2つのものまで、さまざまな種類が売られている。1個当たりの値段は3600元（約4万5000円）前後。

その完成度の高さは目を見張るものがあるが、巷では「犯罪に悪用されるのでは」との懸念の声も。「人皮面具」が売られている通販サイトをのぞいてみると、「違法行為に使用されても、当店は責任を負いません」との免責事項まで書かれており、不安は高まるばかり。万が一、自分そっくりのマスクが作られ、犯罪行為をされてはたまらない。

これに対し、重慶市弁護士協会の陳昊（チェン・ハオ）常務理事は、「こうしたマイナス要素を取り締まる措置を検討する必要はあるだろう。購入者に身分証明書の提出を義務づけてはどうか。どのマスクを誰が買ったのか、明確にした方がよい」と話している。（翻訳・編集/NN）