Record China 2012年8月20日(月) 15時49分
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17日、尖閣問題について、台湾の学者は「日中台が沈静化に向かって尽力している」と指摘し、今後は日本が尖閣諸島の国有化を実現するかどうかが争点になると予測した。写真は19日、広東省深セン市で行われた反日デモ。
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2012年8月17日、米華字メディア・多維新聞によると、尖閣諸島の領有権をめぐる争いについて、台湾の学者は「日中台が沈静化に向かって尽力している」と指摘し、今後は日本が尖閣諸島の国有化を実現するかどうかが争点になると予測した。
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淡江大学米国研究所の陳一新(チェン・イーシン)教授は、今回台湾、中国とも尖閣諸島周辺に抗議活動を行う船舶は派遣しておらず、日本も逮捕した香港の活動家ら14人を早期に強制送還したことから、三方とも冷静になって自制しており、いずれも戦争を望んでいないと指摘した。
尖閣上陸で逮捕された活動家が中国国旗とともに台湾の青天白日旗も掲げたことについては、中国が今回の上陸を機に尖閣領有権問題で台湾と協力しようとする意思の表れかもしれないとしつつ、主権問題にも関わる上、活動家が個人的に行った行為だという可能性もあり慎重に対応する必要があるとし、台湾がこの問題で中国と協力することはあり得ないと指摘した。同時に、台湾は小国であり日本や中国を相手に主導的な立場を取ることは難しいが、自らの立場を明確にすることも不可欠だとの考えを示した。
また、今後の動向は日本の尖閣国有化にあり、仮に同島の国有化を実施すれば問題がさらに激化する可能性があるとし、そうなれば中国が何かしらの行動を起こすことが考えられると指摘した。(翻訳・編集/岡田)
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