竹島問題の韓国を模倣?尖閣諸島の主権をテーマに政府が作文大会、批判の声も―台湾

Record China    2012年8月17日(金) 13時2分

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15日、日本と中国の尖閣問題が激しさを増す中、台湾外交部はこのほど市民と学生を対象に尖閣諸島の主権問題に関する作文大会を行うことを明らかにし、野党の民進党などから批判の声が上がっている。資料写真。

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2012年8月15日、BBC中国語サイトによると、日本と中国の間で尖閣諸島(中国名・釣魚島、台湾名・釣魚台)の領有権をめぐる争いが激しさを増している中、台湾外交部が市民と学生を対象に尖閣諸島の主権問題に関する作文大会を行うことを明らかにし、野党の民進党などから批判の声が上がっている。

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テーマは「釣魚台列嶼(尖閣諸島)主権問題を解決する私の意見」と「釣魚台列嶼主権問題に関する私の考え」。台湾外交部が明らかにしたところによると、対象者は高校生、大学生、社会人の3グループに分けられており、入賞者には外交部長(大臣)からパソコンやスマートフォンが贈呈されるほか、作文が外交部の機関誌に掲載される。

台湾外交部はこの企画について「市民と学生の釣魚台の主権問題に対する関心を高めることが狙い」だとしているが、時期が時期だけにこの作文大会に批判的な見方が広がっている。また、韓国が今年に入って竹島の領有権問題に関して国民に3回目の意見募集を行っていることから、この台湾での作文大会は「韓国の真似か?」との見方も出ている。

なお、台湾では尖閣諸島は国有財産局が所有権を有しているとされ、行政上は宜蘭県頭城鎮に属している。領有権を主張しているものの、これまで番地を示す門札を設けるなどの行動に出たことはないが、馬英九(マー・インジウ)総統は尖閣問題について強硬な姿勢を示しており、宜蘭県の林聡賢(リン・ツォンシエン)県長は「もし上陸することになれば、馬総統と一緒に上陸する」と語っている。(翻訳・編集/岡田)

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