なぜブータンは中国と国交を結ばないのか=解決遠い領土紛争―香港紙

Record China    2012年8月17日(金) 10時9分

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15日、香港紙・太陽報は記事「なぜブータンは中国と国交を結ばないのか」を掲載した。中国とブータンの第20回国境策定会議が開催されたが、問題解決にはほど遠いのが現状だ。写真はブータン。

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2012年8月15日、香港紙・太陽報は記事「なぜブータンは中国と国交を結ばないのか」を掲載した。

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先日、中国とブータンの第20回国境策定会議が終了した。中国側は重大な進展があったとコメントしたが、具体的な内容については明かしていない。ブータン側は一刻も早い国境画定を望むと同時に、両国は共同で国境地区の平和と安定を維持できると信じているとコメントした。

これらの外交辞令を見るに交渉は進展があったとはいえ、解決にはほど遠いのは明らかだ。そもそも中国とブータンはまだ国交すら結んでいないのだ。今やブータンは中国の隣国の中で唯一、国交を結んでいない国となっている。

最大のハードルとなっているのは中国とインドの領土紛争である。中国とブータンの領土係争地のうち、東側部分は現在の中国の実効支配領域と面していない。インドが実効支配するカシミール地方と隣接しており、インドの領土係争が解決しないかぎり解決は難しい。

中国は東側部分を後回しにしての国境策定交渉を続けている。最終的に時間は中国に味方するとの考えが中国側にはある。(翻訳・編集/KT)

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